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反芻しすぎて、癖にならないように。

 貴方くらいの年の時は、
人間大人になれば皆自然に大人になれると思ってるんだろうけど、
実際大人になってみな、

人間ね、

大人になったからって大人になんかなれないんだから、
分かるよあんただって、
大人になってみれば!!



(「1980」 ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
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あいってなに?

愛知ってる? ねぇ愛知ってる?
ほんとに?

遠い目で さみしいひと
今日もどっか飛び出したいのね
ここにおいで かわいいひと
君にひそむモンスターへ

愛知ってる? ねぇ愛知ってるの?
愛知ってる? ねぇ愛知ってる?
ほんとに?

みにくいこと まるごと見たい
今日もだれか瞳にうつる
きれい それはみにくいこと
私にひそむモンスターへ

愛知ってる? ねぇ愛知ってるの?
愛知ってる? ねぇ愛知ってる?
ほんとに?

その皮いっそ剥がしておいで
その目でもっと話してみて
その手をぎゅっと離さないで
その心になにが光ってるの?

恥じらいは無くせない
でも恥ずかしいことばかり
恥じをかけない大人にはなりたくない
恥ずかしいもの

さじ加減は外せない
でもややこしいことばかり
誰のなかにもひそんでる
息苦しいなら出てこいモンスター

愛知ってる? ねぇ愛知ってるの?
愛知ってる? ねぇ愛知ってる?
ほんとに?

この皮いっそ剥がしてみたい
この目でもっと話してみたい
この手をぎゅっとつかんでみたい
その心にはなにが届くの?

もっと! ぎゅっと!
もっと! ぎゅっと!



(ジョージ/クラムボン)
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しっぽとり。もとい、あしとり。




軽率な私に乾杯
1度でも信じたら the end
どっちにしろ負け組
見るからに貧血5秒前
エアコン寒すぎない?
1番大きいの取って狡い
「今すぐ行く」?また嘘?
そっとしといてよ籠の鳥
林檎を食べたお前が悪い
今更弁解なんて笑止
幸せなんざどっか行け
軽率な私に乾杯








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日々成長していくらしい。

たった一度きりしかスタートラインに立つことが許されないかけがえのない人生、
その幕開けは、非常に惜しむべきことではあるが、
新しい生命にとって、往々にして、
単なる、母親という生温い殻の中からの脱出という事象に甘んじられることが多い。
物心ついてから必要に迫られて考え出された、醜い虚飾が少なからず織り込まれている自らの存在理由を、
ある程度の妥協を潜ませた「本心」で納得してしまうことは容易い。
だから、大抵の人間ならば、端から見れば吐き気さえする程の慈愛の中に埋まっているべきである、
そしてまだ、確固たる自分を持ち得ず、人間の持つ本能のみを握りしめていられる生後間もない時期に、
自らの存在理由を問うてみることがもしできるのならば、
それが良きにつけ悪しきにつけ、
人間は自分の人生を一層輝かせる何かを手に入れられるはずである。
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第三弾。

「でも、一つだけお願いがあるんです」萌絵は犀川の話など聞いていないようだった。「ね、先生、一生のお願いなんです。良いでしょう?」

「人生をかけるようなお願いなの?」犀川は皮肉を言う。

「そうよ。これは、本当に、本当に、一生のお願いなんですから。ね、良いでしょう?」

「内容をさきに言いなさい。返事はそのあとだ」

「本当は、二つあるの……、ねぇ、良い?」

「あのね。一生のお願いって……、普通、一つじゃないかな……」犀川は溜息をつく。

 西の空の低いところはパープルピンクで、そこから空全体は、グラデーションでパリッシュブルーに染まっている。

「一つは、私が大学院にいる間は、絶対、転勤しちゃだめ」萌絵は朗読するような口調で言う。「もう一つは、絶対、私以外の人と結婚しないで下さい」

 犀川は吹き出す。それから大声で笑い出した。

「先生!」萌絵は叫んだ。「先生、おっしゃったじゃないですか?ちゃんと言葉で言えって。私、率直に言っているんですよ。笑わないで下さい」

「悪い、悪い……。悪かった」犀川は呼吸を弾ませる。「でもね……、そんなものすごい約束を……、僕に押しつける気?それは、いくらなんでも酷いんじゃないかな……」

「まあ!だめ?だめなんですか?」萌絵が深刻な顔になる。「どうして?理由は何ですか?何かもう決まっていることがあるんですか?」

「さあ……、どうしてかな……」犀川は答に困った。「わからないし、何も決まってないよ。でも、僕は自分の人生にシナリオは書きたくないからね。そう……、君と結婚する可能性だってあるかもしれないね。今からロックスターになったり、将棋指しになる可能性よりは、確率は幾分高いだろう。これくらいの曖昧さで良いかな?」

「だめよ、そんなのぉ!」

「将来を決めてしまうなんて、恐ろしいじゃないか。そんな恐ろしいことはしたくない」犀川が言う。

「台風の進路だって、扇形に広がっているだろう?人間の進路はもっと広角だ」

「うーん」萌絵は唸った。

「ねえ、これくらいで、今日は勘弁してくれないかな……。諏訪野さんに申し訳ないよ。彼のご馳走に集中しよう」

「変な理屈……」萌絵が微笑む。「しかたがないわ……。私も大人ですからね」

「ありがとう」どうして、自分が礼を言わなければいけないのか、と首を傾げながら犀川は言った。

 それから、窓の後ろに流れていく電信柱を数え始める。

 ものを数えるのは楽しい。

 その時間だけ、過去も未来も順番に、行儀良く並ぶからだ。

「そうそう、先生」萌絵は思いついたように言った。「夢と希望の違いって何?」

 犀川は考えた。

 思い浮かんだ解答は、なかなか気の利いたフレーズで、彼はその構文を頭の中で三回組み直した。

 だが、結局、犀川はそれを口にしなかった。

 しゃべれば、意志は小さくなるからだ。

(たった今、君が突然言い出した、押しつけがましいお願いが、希望で……、僕がそれを断った、言葉では説明できない、曖昧な理由……、それが夢だ)

(JACK THE POETICAL PRIVATE by Hiroshi MORI)

(9/17記)
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して帰して器。

「なんだか……、すべて偽善に思えてくる。自分の価値観を押しつけているわ。自分が芸術家だって、威張っているみたい。嫌いだわ、私、芸術って……。酔っぱらって、麻薬みたいで……、取りとめがなくて」

「鶏と卵の議論に帰着するから、やめておこう」犀川は言った。「どうも、人間という名前の存在をどうこう考えるのは、答えが出なくて気持ちが悪い」

「賛成」萌絵がエンジンをかけながら言う。「でも、やっぱり……、考えちゃうのよね」

「君は、鶏と卵はどっちがさきだと思う?」

「そりゃ、科学的に考えて、卵です」

「僕は、鶏がさきだと思うね」

「またぁ……。何かのジョークですよね?」萌絵は車を出しながら言った。

「いや……、意志の問題だよ。鶏になりたい、という意志が最初の遺伝子にあった。だから、鶏がさきだ」

「変な理屈……」

「まあ、夢を持っている細胞があって、その夢で細胞を名付けるべきだ、という意味だよ。名前は夢だ……」

「夢ですか?」萌絵は考えている顔をする。「希望じゃなくて?」

「夢と希望はどこが違う?」犀川はすぐにきく。

「字数?」萌絵がちょっと微笑む。「あっ、わかった。わかった。夢は人間にしかない、でしょう?ねえ、先生!」

 どうも、最近パターンを読まれているな、と犀川は思った。

「それは宿題にしよう……」

(JACK THE POETICAL PRIVATE by Hiroshi MORI)

(9/17記)
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視的指摘。

「何か、私の顔についてますかぁ?」萌絵が目を閉じたままで言った。

「ああ、自分で自分がわかりません、って書いてあるね」犀川はそう言うと、エンジンをかけた。

「どうして、そんなに私のことがわかるの?」萌絵は目を開けた。「そんなに、わかるなら、どうして……?」

「君が言わないからだ」犀川は、窓を開ける。「相手の思考を楽観的に期待している状況……、これを、甘えている、というんだ。いいかい、気持ちなんて伝わらない。伝えたいものは、言葉で言いなさい。それがどんなに難しくても、それ以外に方法はない」

「私、先生が好きです」萌絵はすぐに言った。

「気持ちと思い込みは違う」

「私と結婚して下さい」

「いつ?」犀川は笑いながらきいた。

「いつでも、いいわ……。今でも……」

「今はできないね」

 犀川は車をバックさせる。彼の前髪は窓から入る風で揺れた。

「何故ですか?」

「酔っぱらってる君を、送っていかなくちゃいけないからさ」

「じゃあ、明日」

「さっき、言っただろう?明日は東京に出張なんだ」

 萌絵は笑い出した。

 犀川は、ギアを入れて、車をゆっくりと出す。

「私……」萌絵は笑いながら言う。「明後日までは、とても待てない」

(JACK THE POETICAL PRIVATE by Hiroshi MORI)

(9/17記)
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事の顛末。

ある人は言った。
"それはまるで漸近線のようだ"
限りなく、限りなく近づいているというのに、
xがいくつになっても、yは0にならない。
それに気がつくまでは、楽しい中和滴定の時間だったのにね。
やがてxが1万になり、いつしか1億を超え、


ぱぱ、まま、
何で私をにんげんに生んでくれなかったの。


諦めの悪さだけが増長していく、1と0の間。
遠くなるのは亀の背中。
追いかけてこだまする風の音はいつのまにか足元を砂で埋める。


…それでも観念という言葉しか浮かんでこないことを、許して下さい。
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あり過ぎる程あるんだ。

僕は透明人間さ きっと透けてしまう
同じ人にはわかる
噂が走る通りは息を吸い込め
止めたままで渡ってゆける

秘密も愉しいけれどすぐ野晒しになるよ
それを笑わないで
好きな人や物ならあり過ぎる程あるんだ
鮮やかな色々

貴方が笑ったり飛んだり大きく驚いたとき
透き通る気持ちでちゃんと応えたいのさ
毎日染まる空と短い季節
まっすぐに仰いだら夕闇も恐ろしくないよ

僕は透明人間さ もっと透けていたい
本当はそう願っているだけ
何かを悪いというのがとても難しい
僕には簡単じゃないことだよ

一つ一つこの手で触れて確かめたいんだ
鮮やかな色々

貴方が怒ったり泣いたり声すら失ったとき
透き通る気持ちを分けてあげたいのさ
毎日染まる空と短い季節
手を叩いて数えたらもうじきに新しくなるよ

恥ずかしくなったり病んだり咲いたり枯れたりしたら
濁りそうになったんだ
今夜は暮れる空と尊い模様をまっすぐに仰いでる
明日も幸せに思えるさ

また貴方に逢えるのを楽しみに待ってさよなら

(透明人間/東京事変)
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Shall we dance?

開かない瞼こすって見える
パステル模様の未来に
散りばめられた記号を辿る
手繰り寄せた表情

ねえ、何だっけ 探していた物
あれは、そうね いつだっけ
僕等が引力に逆らいながら出会った頃

それはワルツの様だね 不思議さ
ささやく様な木漏れ日の交差点で
二人ワルツの様にね 廻りながら
描き出してゆくもの

温めすぎた想いを全部
吐き出して見えるランドスケープ
半年以上くすぶらせてる
イメージに灯を燈して

何だっけ失くしてしまった物
それでもいいんだって
僕等の引力で引き合い求め合うのだろう

それはワルツの様だね 素敵さ
呟くようなさえずり聞きながら
まるでワルツの様にね 二人が
描き出してゆくもの

あぁ、とぼけた現実も原色で塗り替えてしまえ
引き寄せてあげるから ねぇ
そこから踊り続けよう
二人だけのワルツ

(ワルツ/スネオヘアー)
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